パーソナルカラーとは、もともともっている肌や瞳、髪の色となじみやすい色みのことを指します。同じ服でも、着る人によって顔映りが違って見えるのはこのためです。本記事では、パーソナルカラーがどういうものか、イエベとブルベはどう違うのか、春夏秋冬の4タイプにはどんな特徴があるのかを順番に紹介します。
パーソナルカラーの基本的な意味とは
まずはパーソナルカラーの意味から見ていきましょう。
パーソナルカラーとは?
パーソナルカラーとは、生まれもった肌、瞳、髪の色に調和し、その人の魅力をもっとも引き立ててくれる、似合う色のことです。
パーソナルカラーという考え方は1980年代のアメリカで確立され、1990年代以降に日本へ広まりました。現在ではファッションだけでなく美容の現場でも取り入れられ、幅広い場面で活用されています。似合う色を把握しておくと、日々の装いに迷いにくくなるほか、自分のよさをさらに伸ばすヒントとしても役立ちます。
髪色やメイクの色を決める際の判断材料にする人も少なくありません。似合う色を導き出す専門家はパーソナルカラーアナリストと呼ばれ、色彩学や心理学をベースに一人ひとりに合う色を見極めています。
肌・瞳・髪の生まれもった色
色みのもとになるのは、生まれながらに備わっている肌や瞳、髪の色です。肌そのものと似た色を選べばよいわけではなく、色の系統がなじむかどうかがポイントになります。肌の明るさが同程度であっても、黄みが強いのか青みが強いのかによって、映える色は変わってきます。
こうした色みの組み合わせは人によって異なるため、パーソナルカラーも一人ひとり異なります。顔立ちがよく似た姉妹や親子であっても、色みの系統次第で似合う色が違ってくることもあります。
似合う色が生まれる仕組み
色というのは、隣り合う色によって見え方が左右されます。この性質を応用し、肌をより明るく健やかに見せる色を探り当てるのがパーソナルカラーの発想です。実際の診断の場では、顔まわりにさまざまな色の布を当てながら、肌の血色やくすみ、影の出方に変化がないかを確認していきます。
相性のよい色を当てると顔立ちが引き締まって見え、逆に相性の悪い色を当てるとくまや疲れが際立って見えることもあります。
イエローベース(イエベ)とブルーベース(ブルベ)の違い
似合う色は、大きく分けると黄みがかったイエローベースと、青みがかったブルーベースの2系統に分類できます。どちらに属するかは肌の色みの傾向から判断され、イエローベースとブルーベースもSNSなどを通じて一般に浸透しています。
黄みを含むイエローベース(イエベ)
黄みが感じられる、温かみのある肌の場合はイエローベースに分類されやすいとされています。ゴールドのアクセサリーを合わせると、肌にしっくりなじんでつやが出やすいのも特徴です。
手首内側の血管が緑っぽく見える場合も、イエローベースである可能性が高いといわれています。オレンジ系やベージュ系といった、黄みのある色との組み合わせが得意とされます。
青みを含むブルーベース(ブルベ)
青みが感じられる、涼しげな印象の肌の場合はブルーベースに分類されやすいとされています。シルバーのアクセサリーを合わせると、肌に澄んだ透明感が出やすいのが特徴です。
血管の色が青紫っぽく見える場合は、ブルーベースである可能性が高いとされます。ピンク系やラベンダー系といった、青みのある色との組み合わせが得意とされます。
春夏秋冬4タイプの特徴
イエローベース・ブルーベースは、色の明るさや鮮やかさによって、四季になぞらえた4つのタイプへとさらに枝分かれします。春夏秋冬というなじみ深いイメージで表されることから、数あるパーソナルカラー診断のなかでもとくに浸透している分け方です。
明るさや鮮やかさによる分類
イエローベースのうち、明るく華やかな色が似合うのが春タイプ、深みがあって落ち着いた色が似合うのが秋タイプとされます。
ブルーベースのうち、優しく柔らかな色が似合うのが夏タイプ、はっきりとメリハリのある色が似合うのが冬タイプとされます。
前述の4タイプをさらに細分化した16タイプという診断方法もあり、より細やかに似合う色を見極めたいときに使われています。4つのどれにもぴったり当てはまらず、複数タイプの要素をあわせもつ人も珍しくないとされます。
自分で似合う色を見分ける方法
手軽な方法として、手首の内側にある血管の色を見る方法が知られています。緑がかって見えればイエローベース寄り、青紫がかって見えればブルーベース寄りである可能性が高いといわれています。
金色と銀色のアクセサリーをどちらも当ててみて、肌になじむほうを選ぶという方法も試しやすいでしょう。顔まわりで同じように比べると、くまやたるみが目立ちにくい色みが見つけやすくなります。
とはいえ光の加減や肌の調子によって見え方は変わるため、はっきりさせたい場合は専門的な診断を受けるのもひとつの方法です。
まとめ
パーソナルカラーとは、もともともっている肌や瞳、髪の色に調和する色みのグループを指します。大きくはイエローベースとブルーベースに分かれ、そこからさらに明るさや鮮やかさをもとに春夏秋冬の4タイプへと分類されていきます。自分のパーソナルカラーを把握しておけば、服やメイクを選ぶ際の判断材料になり、より自分らしい装いを楽しめるようになります。何を選べばよいか迷う場面も少なくなり、買い物の効率も上がっていくはずです。普段選ばない色に挑戦するきっかけにもなり、新しい自分の魅力に気づけることもあります。まずは血管の色やアクセサリーとの相性など、身近なところから確かめてみてはいかがでしょうか。